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『民生・児童委員活動日記 ~9~』【2013年10月から12月まで。】

 3か月ごとにアップしている、今回で9回目の『民生・児童委員活動日記』。10月1日から12月末までです。
 今回から、生活援護部会(主に、生活保護)に関する話題が登場します。

 興味のある方は、下記の、「続きを読む」をワン・クリックしてお読みください。

 なお、毎回ですが、個人情報が推測できる、個別訪問記事は、原則としてアップしていません。また、個人に関する逸話を書く場合の個人名は、文章の最初からA,B,C・・・の順を当てて書いていきます。
10月3日(木) Aさんに、誕生日カードなどを届ける。その後、11件ほど訪問する。門柱の呼び鈴の壊れているBさん宅、いつも心配。

 以前、7月24日(水)に一度「証明」を書いた、母子家庭の母から、児童扶養手当を継続受給するについて、住民登録上住んでいることになっている父親が実際は「居所不明」という証明をしてほしい、と依頼される。

 調査権の無い民生委員に証明すること自体が無理だが、まあ、「証明」した。
 正確には、「証明」では無く、「~夫が不在という申し出があった」という「調査」結果、ということになるが、書類が「証明」となっているので、再び「証明」した。


10月7日(月) 朝4時半に起きて、6時20分に集合場所からバスに乗って、静岡県掛川市の「ねむの木学園」に、バスで1泊2日の研修旅行。

 同学園で、校舎、子ども美術館「どんぐり」などを見学し、同学園経営で、自立訓練施設にもなっている喫茶店「MARIKO」でカレー・セットを食べる。

 惜しむらくは、子どもたちが運動会の練習で校舎内にいなかったこと。
 また、視察者用の施設概要説明資料がなく、その代わりに「宮城まり子さんの本を買ってください。」との対応。それと、これとは違うんではないの。
 
 園内の、「吉行淳之助文学館」も見学する。不倫が許せない、と何度も言っていた委員がいた。

 この日の泊まりは、「御前崎グランドホテル」。
 どこかのトイレ用のようなうす汚れたスリッパに、売店の棚はほぼ90パーセントは空 !!、厚い布団で寝にくいこと。昔は良かったんでしょうが・・。
 宴会、部屋で2次会をして、午後10時に解散。


10月8日(火) 朝、5時から風呂に行き、7時から朝食バイキング。カチカチの小さな焼き鮭は、さすがに残した。  
 8時半にホテルを出発して、「焼津魚センター」を経て(私は、特に、欲しい物が無かったので、何も買わなかった。)、「三保の松原」に行く。
 肝心の、羽衣の松は、養生シートで囲ってある。
 頼みもしないのに、お土産屋のおやじが出てきて、案内を始め、「富士山は、スッポンポンで見るよりも、松のスカートをはいた景色が一番いい・・。」などと下らないことをしゃべっている。

 私は、そこを離れて、一人、「エレーヌ・ジュグラリス(1916ー1951)の碑」を見に行く。
 35歳で亡くなった、能「羽衣」を愛したフランス人バレリーナの碑である。
 夫・マルセル・ジュグラリスが、1952年11月1日に建てたものである。

 富士山は遠いし、当初、世界遺産から三保の松原が外れていた理由がなんとなく理解できた。

 昼食後に行った、由比本陣公園にある「広重美術館」(静岡県静岡市清水区)はそれなりに良かった。公園周囲の流れに泳ぐ沢山の亀には驚き。2匹で、首を上げたまま、じっと動かないので、はじめは、彫刻かと思った。

 帰りのバスの高速で、ミラーに写る運転手の目が、何となく居眠っている。後部席で気づいて心配する委員に促されて、運転手にそれとなく注意、牽制した。
 直後、運転手に「眠気よけに飴を・・」と言ったら、運転手が「寝ていません!」と怒鳴ったそう。この話は、旅行代理店に言ったほうがよいな。


10月9日(水) 風が強い。やや旅行疲れ。
 町の活動実体のないはずの団体が市の補助金を受けているのではないか、との噂があるので、市の所管に、その団体に補助金が出ているか話を聞きに行った。
 補助金が、確かに出ているというので、団体の過去3年分の、補助金申請書類・実績報告など関係書類一切の「情報公開請求」書を提出する。


10月10日(木) 0~2歳までの子どもサロン。きょうは、2人の女の子相手に、ボール遊びで汗びっしょり。

10月18日(金) 11月の、民生委員一斉改選に係る委嘱状交付(伝達)式典までに、身分証明書用写真を用意するように、市から通知がある。
 
10月21日(月) 昨夜の雨が一転して晴天だが、肌寒い。
 先日申請した、市の、情報公開文書の写しを受け取る。市の事業担当職員は、「多くの補助団体があり、その全部を巡回できないので・・・」と、予防線的言い訳。
 
 午後、新しい「訪問チラシ」(そのうち、「民生委員だより」、とでもしてみようと考えている。)を作って、高齢者宅を8件ほど訪問する。一人は、風邪だとか。


10月23日(水) 台風接近。駅近くの公共会館会議室で行われた、ケア・マネージャーの集まりに、数地区7名の民生委員が招待されて、10人位の3テーブルの分かれて、約1時間懇談する。

 段取りがよくなく、実質45分位の、テーマがない一般論に終始した、文字通りの「懇談」で終わった。

 偶然、同じ町内のケアーマネージャーがいて、「自治会長代理から、民生委員就任の声をかけられたが、私は、とてもできません。」、との話を聞く。
 おや、確かに、この地域の民生委員は、定員増して、もう1名必要、との話は、昨年亡くなった前自治会長のときに、いろいろとやりとりがあったが、その時に話にのぼった方は別の方だったはず。
 それに、そんな声をかけるんだったら、まず、現役の私に相談してからがスジではないのかな。自治会長の意図をはかりかねた。


10月24日(木) 0~2歳までの子どもサロン。
 参加者・約40名で、初めての参加者も多い。
 この日は、「ベビー体操」をしたが、音楽がかかると、子どもたちのテンションも上がって、元気に動き回る。音楽って良いんだな。

 この日から、クリスマス・イベントの受付を開始する。

 消防車のおもちゃが気に入って、なかなか帰りたがらない男の子が可愛い。

10月28日(月) 午後2時から、民生委員協議会・高齢者福祉部会の研修。講師も、内容も、以前と同じでつまらなかった。
 介護保険制度の改正が検討されているようだが、むしろ、その論点などを聞きたかったのに。

11月2日(土) 近くの公園を会場にした市民文化祭で、社会福祉協議会が出している、お年寄り用の「サロン」を見学に行く。

11月6日(水) 民生委員協議会会長の家に書類を届ける。そこで、主任児童委員のご主人が亡くなったことを聞く。

11月8日(金) 銀座・博品館で、12月の幼児サロンで使うサンタクロースの髭+帽子つき、を買う。今の、ゴムで耳に留める髭では、どうも、ずれてくるので帽子と髭が繋がったものを買う。

11月9日(土) 寒くなってきた。11時から、亡くなった、主任児童委員のご主人の告別式・葬儀出席。

11月11日(月) 10時から、公民館で、定例の民生委員協議会。

 民生委員推薦に関する問題、特に、再任にまで自治会長の印が必要であって、今回、トラブルが起こったことなどから、推薦手続きに関して、市でとりあげてほしい旨の発言があったが、出席した市担当者の答えは、「この区だけで無く、ほかの全区の担当者会議にも問題提起していく。」という回答。

 これが問題、理解した。今までは、問題があれば「市」として解決できたのが、政令指定都市になって、それまでの「市」が「区」になると、いままでの「市」は、「行政区」の一つになってしまい、他の区と協議が整わなければ解決出来ない、ということ。

 「市」が、東京のように、自治権がある「特別区」ならばそうではないのだが、単なる一「行政区」の場合には、えらく行政と住民との間が広がってしまう。


 さて、12月から、民生委員の新任期に入るが、この会議(14人)で、私の担当は「高齢者部会」から、「生活援護部会」、そして、「部会長」となった。

 夕方から、地域パトロール。木枯らしが吹いてえらく寒い。もうちょっと厚着するべきだった。

11月14日(木) 10時から、市文化センター大ホールで、今後3年間に係る、「民生委員・児童委員委嘱状伝達式」。

 今度は、私の、委嘱状の姓の字が、戸籍の字体どおり、正しく書かれていた。

 ところで、驚いたのは、演壇で挨拶する人、来賓など全員が、国旗だけでなく、自治体旗にも礼すること。
 私も、随分、東京で各種式典に出たり、運営したりしていたが、その当時は、みなさん、国旗には礼したが、自治体旗などにはしなかった。いつ頃からか、それとも私の住んでいるこの自治体だけなのか。

 11時15分終了。定年退職後、きままに生活していると、どうも、このような形式的セレモニーは飽きる。
 帰ってから、書類整理してファイリングする。

11月15日(金) 寒い。10時から幼児サロン。9時過ぎに着いて、用意始める。いつもこのサロンは、木曜日だが、公民館工事の都合で実施日が変更になった。

 準備の最後に、おもちゃをアルコール消毒する。この日は、特に、ボール類を念入りに拭いた。赤ちゃんは、ボールでも、まず、口に持って行く。

 相変わらず、親子あわせて約50人の大盛況。
 おまけに、11月生まれで、皆で歌でお祝いする子どもが7人もいる。

 このところ、一緒に遊んであげる子どもが、今日も、来ると、ニコニコして来たので、早速、ボール遊び。続いて、絵本を5冊読んであげる。
 絵本を読んでいると、はいはいして赤ちゃんもやって来る。

 いつも消防自動車の好きな子どもに、それを探して持っていってあげる。この子が、帰る頃になっても、まだ遊びたいと、泣いて、母親を困らせていて可愛い。

 手作りおもちゃに張ってある細かい星のシールを、赤ちゃんが舐めていて、口に入ったので、そこにいた民生委員が、それを口から取った。それらの手作りおもちゃは、全て廃棄することにした。
 帰りがけに雨。

11月28日(木) 10時から幼児サロン。いつもどおり、9時過ぎに着いて、用意始める。

 すっかりなついた子どもと、きょうもボール遊びと絵本読み。

 サロン終了後、来週のクリスマス会の打ち合わせ。12時半終了する。

12月4日(水) 公民館に明日の幼児サロン「クリスマス会」につかうサンタクロースの衣装のチェックに行く。
 社会福祉協議会の事務局で、きちんと、干して、手入れとしてくれていた。

12月5日(木) 幼児(0~2歳児)サロン「クリスマス会」。

 8時半から準備をはじめ9時20分にほぼ完了する。
 10時開会。最初にきた親子は、9時45分で、子供は、サンタの衣装。
 約50名の親子が参加。お母さん、皆、楽しそうで、笑顔がよい。
 
 私は、サンタクロースで、出番は、10時20分から。
 
 サンタが部屋に入ってから、まずは、近くの保育園児たちがコーラスを歌ってくれたが、その子たちは、私に、「ほんとのサンタクロースなの ? 」と、まだ、サンタを信じていて、可愛い。
 保育園児が一列でコーラスを始めると、その前で、笑顔ではしゃぎ出す幼児がいる。

 ところで、いつもながら、幼児の中には、《サンタクロース》を見る(?)のが初めてで、泣き出す子も多い。
 また、母親などは、サンタとの写真を撮るときに、懸命にあやして写真を撮ろうとするが、むしろ、サンタを見て泣いた写真のほうが将来、記念になるのではないかと思う。
 母親たちは、キャノンやオリンパスOMーDなどの最新式の小型一眼レフを持っている人も結構して驚く。
 シャッター押しを依頼されることが多いが、近時は、スマホなので、扱えるように注意が必要だ。

 ボランティアのオーヴォエ演奏の後、一人ひとりにプレゼントを渡すが、写真を撮るので汗びっしょりになるが楽しいひとときである。これが終わると、今年の大きな行事も山を越えた。

 余談だが、グリーンランド公式サンタクロース協会では、サンタクロースは、「HO,HO,HO (ホッ、ホッ、ホッ)」と言うのが共通語だとか。
 また、ここでは、スリムな人はサンタクロースになれず、肥満でなくてはだめだそうである。
 衣装で、忘れがちなのは、メガネ。金メガネをかけているとか。いろいろ調べていると、コカ・コーラ社のPR戦略との関係などいろいろあって面白い。
 
 さて、クリスマス会後は、町内に新規開店したコンビニの様子を見てから帰宅する。生鮮品を扱うので、高齢者には便利になる。 

12月6日(金) 15時半頃、自治会長から電話があり、社会福祉協議会のPTで「介護マップ」を作ることになり、自治会から出ているPTメンバーから、民生委員が持っている名簿をほしい、との依頼があったのでどうか、とのこと。来週の10日に会うことにした。

 そのPTメンバーに直接に電話をかけて聞くと、名簿は兎も角、むしろ、私が把握している要介護者を教えてほしいということである。
 
 因みに、正式に、市から受け取っている、私の地区の「災害時要援護者名簿」では、私の地区で、ご本人が災害時介護を希望している人は、3世帯4人のみ。
 しかも、名簿は、単身高齢者と高齢者のみ世帯がピックアップされているだけで、私の懸念している、「高齢者+心障者」世帯、などは欠落している不十分なものである。
 
 
 PTメンバーが要望する私の把握している情報を教える、となると、守秘義務との兼ね合いで、ちょっとセンシティブな問題である。
 勿論、いったん災害など「こと」があった時には、私一人では何も出来ないが、だからといって、今、私が把握している要介護者と思う人を勝手に教えて、しかも、それをマップにはできまい。
 まず、そのような課題を地域で共有し、問題解決するのが先ではないのか。
 ま、いずれにしても、10日に話を聞いてみないとよく分からないが、そのような意見を、まずは、PTメンバーに話し、その後、自治会長にもメールしておいた。


12月9日(月) 10時から、定例の地区民生委員協議会。新たな任期、3年間のスタート。
 この地区では、一人退任し、自治会長との行き違いなどで後任が決まらず、一地区欠員でのスタートとなった。この地区については、とりあえず、周辺の委員3人が分担することになった。
 
 この日、民生委員が配る、80歳以上の、ひとり暮らし高齢者の誕生日に届けるフェイスタオル・ギフト包みが人数分大きな段ボール箱に入れて置いてあったが、タオルの色を選ぶ人がいて、最初、整然と箱に入っていたのが、バラバラ、くしゃくしゃ。
 さすが、幹事もあきれ顔。仮にも、民生委員なのに・・・。


 さて、会議冒頭に、地域の「地域包括支援センター」の主任ケアマネージャーと権利擁護担当社会福祉師が顔つなぎの挨拶。

 帰ろうとしたときに、私から、「地域包括支援センター」あるいは「在宅介護支援センター」に、地域住民からどんな相談があったか、どのような活動実績があるかの資料を定期的に出してほしい、と要望する。

 それに対して、ケア・マネは、虚を突かれたように、そのような統計は無い、とか、広いエリアならあるが・・、と煮え切らない返事をしていた。結局、同伴した市の係長が引き取って、「検討させてください。」との発言。

 すかさず私、「検討・・」、といっても、また、ほかの区とも全体で検討、「市全体の区で検討」となったりして、時間がかかることの無いように、迅速に結論を出してほしいと要望する。
 以前にも書いたが、政令指定都市の行政区になってからは、いままで市で完結していたものが、いくつかの区(いままでは市)の整合性をとる必要が生じたらしく、問題解決が遅くなっているようだ。

 議題には、その話にも関係するが、来週、18日(水)に、地域の専門部会長が集まって、区全体の部会長を決める「・・部会役員選出会議」を行うのでとのこと。いきなり、来週じゃあと、行けなくて代理出席にした人もいた。
 因みに、専門部会は、「生活援護部会」、「高齢者福祉部会」、「児童福祉部会」がある。私は、今期、「生活援護部会」部会長である。

 この日の会議では、さる11月に、全国から集まって横浜で3日間行われた「民生委員・児童委員リーダー研修」に出席した委員の詳細な報告があった。
 数ページにわたる詳しい「報告書」も作成されて配布された。この研修会のワークショップでは、例えば、民生委員の選出方法について全国各地区様々であることがわかったようで、この委員は、「当市の選出方法、問題点について市に説明をしてほしい」とも加えた。
 
 なお、私から、先日、自治会長から電話があった、社会福祉協議会のPTで「介護マップ」を作る件で、私の地区の自治会長から民生委員が持っている名簿をほしい、との依頼があった話をし、他の委員に同じ話があったか聞いたが、区々で、よくわからないようだ。
 
 16時から、防犯パトロール。寒い。

12月10日(火) 3時から、在宅介護支援センターで、PT委員(自治会社会福祉部副部長)、自治会長、自治会社会福祉部長、経理部長と、「介護マップ」作成の件で話し合いする。

 結局、私の発案で、当地区では、「介護マップ」など
は作らずに、

・災害時に限らず、日常、既にある、自治会の班単位で、気軽に相互協力、それとなく目をかける風土を醸成していく、

・もし、危急の予感がするときは、発見者が遠慮なく、班長、民生委員、交番に連絡する。
(実際、どこに、どうしてよいかわからないことが多いので地域で連絡ルールを作る。)

・もし、危急と思ったことが間違っていても、それは無事だったのだから怒らない、風土づくりをする、ことに落ち着く。

 実際、「マップ」などを作って、それを、たとえ自治会内ではあっても、遠くの人まで皆知ることに何の意味もない。

 ところで、5年前に同じような話が出て、この時は、災害時のために、

・援護の必要な人から希望のある人に、
・「災害時にサポートする」人を決める、

ということにした。
 その時に、まずは、当時の民生委員が、サポートが必要と思われる人を19人ピックアップして希望を聞いた。
 その結果、7人は希望しなかった。
(でも、実際には、災害時に、希望しないから救助しない、という訳にはゆかないだろう。)

(また、そもそも、希望を聞いて、特定の人をサポート者と決め手しまうことこそ、災害時に制約されて、現実的でないのはないか。
 また、サポートする人も、書類で依頼されるとずいぶん精神的に重荷になったとか聞いている。)


12月11日(水) 「丸善丸の内本店」で、生活保護に関する本を物色し、結局、次の2冊を買う。


・「How to 生活保護(2013ー2014版)」(現代書館・1400円)

・「生活保護200万人時代の処方箋ー埼玉県の挑戦」(ぎょうせい・1950円)  


12月14日(土) 13時半から、地区にある公共ホールの会議室で、自治会班長会。
 私からは、民生委員をあと3年委嘱されたこと、地域の高齢者への気配りや問題が起きたときは、班長・民生委員・交番への連絡をお願いすること、それが間違っていても、お互い怒らない風土づくり、それに、1月から毎月、「高齢者サロン」を開設すること、を述べた。


 夜、生活保護関係の読書。本で、試みに保護費算定計算をしてみる。
 高齢者問題は、特別養護老人ホームの施設長もして、いささか詳しいが、生活保護行政の経験は無いので、少し本格的に勉強し始めた。


・生活保護制度について、私のような者もよく知らないし、一般の人は、多分、それ以上に知らない。
          ↓
・他の福祉制度のように、制度自体の「広報」活動が、ほとんど行われていない。
          
 と、いう基本的な、考えてみると大きな問題がある。


 そのような中で、60数年ぶりの大きな生活保護法改正や、生活保護世帯の補足率が低い(4割程度)こと、漏給が正確に把握されていないこと、などが放置されている一方、生活保護利用者が210万人、3兆8千万円になって、濫給を理由とした《水際作戦》の強化など、タレントの次長・課長の河本の扶養義務者責任問題など、問題が多いのは周知のとおりである。

(しかし、英国では、人口は半分なのに、4兆円支出しているとか、福島原発対策に4兆円近く支出されている、とか言われている。)

注)「補足率」とは、生活保護制度を利用できるであろう人のうち、実際に利用している人の割合。
「漏給」とは、保護を利用できる世帯なのに、制度を利用出来ずに、放置されている状態。「濫給」とは、必要でない世帯が利用している状態。


 一般国民・当事者の生活保護に対する消極意識、福祉事務所の執行体制と意識、法・国の財源体系の問題、これら3者の課題が複合して問題が複雑になっているようだ。

 押さえるべき原点の一つは、生活保護は、「最低限度の生活を保証する」、だけではなく「健康で文化的な、最低限度の生活を保証する」、この前段を忘れてはならないことだ。
 
 特に、近時、不正受給のみが社会問題となっているが、それは、全体の0.4%の例と言われる。無闇にそれだけにとらわれて本質的な問題から目を逸らすようなことがあってはならない。


 買った2冊の本のうち、「How to 生活保護(2013ー2014版)」は、比較的オーソドックスな制度記述から始まって、申請から決定までの流れの物語風説明、高齢者、身障者、母子家庭、ホームレスに関する運用と問題点の記述、制度全般の課題分析、と、要領よくまとめられていて有益である。

 穏健な書き方だが、それでもこの制度運用の問題の多さ、深刻さ、が伺われる。


12月15日(月) 北風が強く寒い。当番のゴミ集積所掃除をする。マメなので、集積所エリアから延びて、たばこの吸い殻など近辺を綺麗に掃除した。
 夜、生活保護の読書。

12月16日(火) 地域の社会福祉協議会事務局に、配布する年末「慰問金」を受け取りに行く。夜、引き続き生活保護の読書。

12月17日(水) 10時30分から、区役所での生活援護部会の区の役員選任会議に出席する。一人、なかなか来ずに10分ほど待ったが、ついに来ず欠席。

 役員選任で、私は、部会長になる。開始前に、隣と饒舌に話したり、会議の初っぱなに質問したりで、目立ってしまったかな。

 その後、次年度の「研修」日程と内容を話し合い、6月中旬に、生活保護に関しての内容とする、とおおよそ決める。
 
 帰宅後、部会長になった旨を地域の社会福祉協議会事務局に連絡しておく。
 消防署の「災害時連絡用キット」を依頼された家に届ける。夕刻、「慰問金」を届ける。
 
 夜、「部会長」就任を聞いた2人の民生委員から、メールが入る。就寝前、生活保護の読書。

12月18日~19日は、生活保護の読書。

12月20日(金) 寒い。朝、9時過ぎに、花屋さんから80歳以上の単身高齢者に配布するシクラメンの鉢が届く。昨年よりも、花の質が良いように思う。昼食後、雨の合間に9件訪ねる。3件は留守。
 夜、生活保護の読書(以下、当分続く)。

12月21日(土) 雨があがって晴れたが、すこぶる寒い。当番のゴミ集積所掃除をする。収集車が、いつもよりも、いやに早く、9時に来た。
 清掃後、昨日、留守だった高齢者宅にシクラメンの花を届ける。1軒は、まだ留守。連休で息子さんのところにでも行かれたのかな、旅行かな、それとも、入院でもされたのかな。
 でも、こういうことは通例で、あまり深刻な《予感》は無い。本当は、長期旅行や、入院などのときは、ちょっと連絡してくれるか、近所に伝えていただくと良い、と自治会の集まりでよく言っているのだが。

 昼から、一駅隣の、特別養護老人ホームに入居されている方にシクラメンを届ける。いつも、ベッドに入っているのが気にかかるが、血色も良く、話もしっかりしている。
 居室担当の介護師が男性に変わっていた。きびきびしていて、対応が早い。私に、イスを持って来てくれたのも始めての対応である。
 それにしても、部屋に生活感が皆無で、病院のようである。
 
 帰ってから、朝、留守の方を、もう一度訪ねるがやはり留守。

12月22日(日) 北風が寒い。昼頃、また、留守の方を、もう一度訪ねるが、郵便受けのチラシ類が無くなっているので、夜は、在宅だった様子。

 新年の個別訪問用の、「新年おめでとう」と書いたチラシを作成する。こうして、単独で、様々な《営業努力》?をどんどん実行に移せるのは、私に向いている。

12月23日(月・祝日) 公民館に行って、チラシをコピーする。


・・・今年の記録は、これで終了します。来年も、ご愛読よろしくお願いします。

 なお、過去の記事は、右欄3段目の「記事のカテゴリー」欄の「民生委員日記」をワン・クリックしていただくと、今までの記事が、まとめてご覧になれます。

~了
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Re: よいお年をお迎えください。

 Oscar様、いつも丁寧にお読みいただきありがとうございます。
 生活保護の書物は、まずは、岩波新書の新刊ぐらいでよいかもしれません。
「ぬえの能楽通信」は、知りませんでした。これから読もうと思っています。ありがとうございます。
このような、情報交換できるのがブログの利点ですね。

 きょうは、これから、映画『ルートヴィッヒ』に行って来ます。
来年もよろしくお願いします。どうか良いお年をお迎えください。

サンタクロースの大役、お疲れ様でございます<m(__)m>

How to 生活保護、職場の(組合運動でもやりそうと皆に思われている)女性が勧めて回っている本なので、どんなものかと思いましたが、読んでみようかな。

災害時どうするか、と言うのは大変な問題ですね。あんまり役割をきちきち決めてしまうとどうしようもないし。しかも行政は「協力しろ、備えろ」と言う癖にお金をくれない。でも、私は運が強いので、私が生きているうちには関東に大災害は来ない、と、なんとなく思っております。

「羽衣」を採譜したというエレーヌ・ジュグラリスの話。どうやって採譜したか、などのはなしが「ぬえの能楽通信」というブログに載っていたの、お読みになりましたでしょうか。
プロフィール

感動人

Author:感動人
 芸術全般を愛する団塊世代です。
 「引退後」、たっぷり時間をかけて、いろいろな芸術を初心にかえって学び、横断的に、楽しんでいきたいと思います。もうひとつ、心身共に健康に「年をとっていく」ための、生活のマネジメントも「同時進行」でお伝えします。
 のんびりと過ごしたいと考えています。お寄せいただくコメントなども、論争などは避けて、ゆったりしたお話をお寄せください。

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