FC2ブログ

日記 ~私の「書斎」です。

 今年の、観劇予定も終わりましたので、これからは「充電」に努めたいと思っています。
 これが、楽しいのです。

 まずは、そのベース基地。写真、上は、その机です。ワン・クリックで大きくなります。
パソコンと共に欠かせないのは、キングジムの「ポメラ」です。毎回、ほぼ7,000字の文章は、これで下書きします。辞書は、もっぱら電子辞書とスマホです。
 電子辞書は、字を拡大できるのがいいですし、スマホのネット検索では、分からないものはありません。 机の上には、直近で、使用する資料、これからの観劇資料とパソコンなどの書籍を置いています。

 下は、本立て。随分、整理したのですが、棚の前・後列に本を置いていますのでやや、使用勝手がよくありません。

 さて、読書。まずは、

葉室麟 『潮鳴り』(祥伝社)、
 
を読了しました。

 
 藩の不正を暴いていく物語ですが、解決されていくのは、むしろ、心のあり方です。
 
「落ちた花が再び咲く」のは、おのれをいとおしんだ人の胸の中で咲くし、題名にある「潮鳴り」とは、いとおしい者の囁(ささや)き、といった具合。
 
 生きざま、がこの物語でも心をうちます。

 よく、葉室作品には、しっかり者の姑などが、心にしみる名言をはきますが、本書でも、心根の強い継母・染子が嫁となる筈であった薄幸の女中に言う、
 「昔のことなど忘れなさい。女子は昔など脱ぎ捨てて生きるのです。それは武門の覚悟も同じなのですよ。昔、どのような手柄を立てようが、いまの戦場で働かねば武士と申せません。・・・たったいまを懸命に生きてこそ武門なのです。もし、そなたの昔をとやかく言うものがおれば、笑っておやりなさい。その者たちは、武門としての覚悟が足りないのですから。」
は、心に沁みます。

 ところで、本書でも、いろいろな知識が得られます。
 例えば、遊女屋の主人の、《忘八(ぼうはち)》と言うのは、仁、義、礼、忠、智、信、孝、悌(てい)の八徳を失ったことで、この八つのうち、一つでも備えていれば商売にならない、とか、

「時鳥(ほととぎす)は、てっぺんかけたかと鳴き、鶯(うぐいす)は、ほー、法華経と鳴く・・、そして梟(ふくろう)は、襤褸(ぼろ)着きて奉公と鳴く・・」 、
とか、です。

 ところで、葉室氏の書籍は、沢山読んでいますが、この作品は、氏得意の和歌などの引用もありませんし、人物造形、物語構成が、~生意気ですが、やや、薄い、という感じがしました。 


 話を変えて、出版社のPR誌のお話しです。
 幻冬舎の『星星狭』が廃刊。同社のPR誌「ポンツーン」と重なっているな、とは感じていたのですが。
 一方では、このところ、新潮社の『波』がすこぶる面白いのです。結局、伝統のある本が残っていくような感じがします。

 もう一つ、俳句のことなど。

 小学校4年生の田中瑠璃さんの、角川春樹主宰俳句誌『』12月号の句は、

「うすら陽の影に波打つ真葛原(まくずはら)」 、

「稲滓火(いなしび)やフィナーレの火の美しさ」

 「真葛原」は、西行も好んだ京・丸山町周辺の地。もともと、葛は、秋の七草で、葛が一面に生えた原を言います。
 「稲滓火」は、晩秋に農家が藁を燃やす火です。長野の諏訪地方の方言と言われます。
 
 いつもながら、感心させられます。
瑠璃さんの趣味は「本屋で、立ち読み」で、将来なりたい職業は「本屋さん」だとか。面白いですね。
 
 最後。民生委員の生活援護部会の部会長になったからではありませんが、夜、生活保護関係の書物で、随分、勉強もしています。昨日は、保護費の算定をシュミレーションもしてみました。
 このあたりのお話は、月末の『民生委員日記』で。

 明日は、東京にも初雪とか。お体ご自愛ください


スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

感動人

Author:感動人
 芸術全般を愛する団塊世代です。
 「引退後」、たっぷり時間をかけて、いろいろな芸術を初心にかえって学び、横断的に、楽しんでいきたいと思います。もうひとつ、心身共に健康に「年をとっていく」ための、生活のマネジメントも「同時進行」でお伝えします。
 のんびりと過ごしたいと考えています。お寄せいただくコメントなども、論争などは避けて、ゆったりしたお話をお寄せください。

最新記事
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

記事のカテゴリ
読みたいテーマを選択してください。
リンク
RSSリンクの表示