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オペラ『椿姫』 ~2か月ぶりのオペラ。大熱演の谷原めぐみにブラボー !!

 まずは、昨日から、『西洋美術の歴史』第7巻目を読み始めました。山本浩貴『現代美術史』との平行読みで、実に、楽しい読書生活です。

 さて、約2ヶ月ぶりのオペラ観賞です。
やはり、オペラって良いですね。気持ちが豊かになります。
 2月20日(木)14時から、上野・東京文化会館大ホールで、
ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ、

『椿姫』(3幕)

を観賞しました。
 《ラ・トラヴィアータ(道を踏み外した女)》と言ったほうが良いでしょうか。
 席は、S席最前列です。終演後、演出の原田諒氏の〈アフター・トーク〉という、〈おまけ〉付きでした。
 写真は、終演後、拍手を受ける歌手たち。頭上には、舞台装置の大きな鏡があります。

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 このオペラは、2013年3月にも横浜で観ましたが(演出・沼尻竜典)、その時は、砂川涼子×福井敬×黒田博の熱演にもかかわらず、舞台機構の不備などもあって、今一つ、でした(ブログは、2013年3月23日)。

 今回、あらかじめ、興味を持った点が・・、

1、どんな魅力のヴィオレッタ・ヴァレリーか、
2、「新演出」とありますが、読み替え演出か、オーソドックスな演出か、
3、前田健生病気のための急遽代役になったアルフレード樋口達哉の出来、
4、1幕のヴィオレッタとアルフレードの出会い、2幕の舞台装置や劇中のダンス(マタドール、ピカドール、ジプシー)、3幕の死の別れ・・を、それぞれどのように演出しているのか、
5、父ジョルジュ・ジェルモンの演技と歌は、
 ・・といったところでした。

 で、その結果は・・、

1、ヴィオレッタ・ヴァレリー役の谷原めぐみの、大熱演が光りました。声量もありますし、ヴィオレッタになり切った感じ。ブラボー !! です。

2、演出は、宝塚歌劇団の演出家、原田諒。初のオペラ演出ですが、正攻法の演出です。衣装も美しい
 氏の年齢は、ヴェルディが、この物語を書いたのと同じ39歳。
 余談ながら、昨年10月の田尾下哲の「カルメン」の様な演出は、もうこりごりです(しつこいですが)。

 指揮は、ジャコモ・サグリパンティ。初来日で、2016年オペラ・アワードで最優秀若手指揮者です。やはり、ほぼ39歳。
 東京都交響楽団、二期会合唱団も巧かった。

 舞台装置は、椿の花がモチーフになっていて、だんだん、朽ちていきます(装置・松井るみ)。後半の巨大な鏡で舞台上を写すのは、素晴らしいアイデア(最前列に限りませんが、1階では舞台上の、つまり板の上の、折角の美しいデザインは見えませんから)。 
 衣装・前田文子照明・喜多村貴振付・麻吹梨乃の布陣です。
 余談ですが、「アフター・トーク」で話が出ましたが、宝塚では、主人公が「高級娼婦」ということで、舞台化出来なかったとか。

3、さて、急遽代役と言っても、樋口達哉は、ベテランですから、演出家の意図にも忠実に、見事に演じました。
(余談ですが、パンフレットが、もう樋口達哉に刷り変わっているのは驚きでした。)

4、ヴィオレッタとアルフレードの出会い、ヴィオレッタの死は、オリジナル台本に忠実に演じられました。
 私の持っているDVDでは、アルフレードがパパラッチという設定でしたが、その様な読み替えはありません。

 また、ダンサー(千葉さなえ ほか9名)が、魅力的でした。

5、父ジョルジュ・ジェルモンは、ベテラン成田博之が演じました。
 私は、「椿姫」というと、このジョルジュ・ジェルモンの2幕(5景)の歌の中で、何度もヴィオレッタに言う「そうだ、泣きなさい」という歌詞の部分(3幕のクライマックスでは、今度は、(私は、彼女のために)「泣くでしょう」という歌になるのですが。)のフレーズの部分が好きなのです。勿論、イタリア語です。

 期待が高い分、成田博之ジェルモンは、やや父親らしくない印象です。父親の歌を歌うのでは無くて、もっと父親になって歌ってほしかった。
 それにしても、アルフレードは、父に抱きついて泣くなど、甘えん坊のお坊ちゃまなのですねえ。

 今日は、本当に、心から舞台を堪能して、楽しみました
 同じメロディーが何度も使われているのも、きちんと聞き取れました。

 公演後の原田さんのアフター・トークも聞いて良かったのですが、司会(タカノ・マイさん)・・余談ですが、超チャーミング・・がもう少し、内容のある話に誘導してくれていればもっと楽しかったかもしれません。
 これで、しばらく、人混みは避けるようにします。★

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Author:感動人
 芸術全般を愛する団塊世代です。
 「引退後」、たっぷり時間をかけて、いろいろな芸術を初心にかえって学び、横断的に、楽しんでいきたいと思います。もうひとつ、心身共に健康に「年をとっていく」ための、生活のマネジメントも「同時進行」でお伝えします。
 のんびりと過ごしたいと考えています。お寄せいただくコメントなども、論争などは避けて、ゆったりしたお話をお寄せください。

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